ASAHIKAWA WBC(up2016.03)

所属

旭川医科大学 健康科学講座

 

氏名 

TAKAHIKO YOSHIDA

教授 吉田 貴彦

 

研究テーマ

生活環境および生活習慣に関連する因子の健康影響に関する研究

研究内容(概要)

私たちの生活環境に存在する様々な外的因子(化学物質・物理エネルギー等)および生活習慣が、健康にどのような影響を及ぼしているのかを研究しています。さらに良い効果を応用した地域貢献への可能性も追求しています。

関連キーワード

社会医学,産業医学,職域保健,トキシコロジー,疫学,健康,予防,免疫,アレルギー,職業病,生活習慣病,健康保養,機能性食品,ヘルスツーリズム,障がい者スポーツ,予防医学,疾学,臨床疾学,環境保健,地域保健,産業保健,医療科学

健康科学の領域と主な研究内容

 

現代社会では、ストレスや欧米型食事、運動不足など「健康」が侵されやすい状況にある他、大気汚染・地球温暖化などに代表される「環境」も健康に影響することから、健康に対する環境の影響にとりわけ強い関心が集まっています。では、生活環境の中に存在する様々な化学物質や物理エネルギーは人体にどのような影響を与えているのでしょうか。

本研究テーマについて、健康科学講座では、トキシコロジー(毒性学)の研究手法をもちいての環境(外的因子)が健康(特に免疫機能、神経行動に着目し)にもたらす悪い影響から、機能性食品や健康保養(森林浴や温泉など)による良い効果まで、幅広い領域の研究をしています。

 

○職業病になりうる因子の影響を研究し、働く人の健康を守る活動を行う産業医学・職域保健

例)半導体製造時に発生するヒ素が人体に及ぼす影響とその予防

○環境汚染が進む中で、化学物質が人の健康にどのような影響を与えるかを探る環境保健学

例)中国での飲料水に含まれるヒ素による健康障害の調査とその改善

○食品に含まれる機能性成分の良い健康影響を動物実験や疫学調査で検証し、商品開発の評価につなげる

 例)機能性食品に含まれる成分についての健康影響評価

○アレルギー疾患・免疫疾患・感染症・発がんなどを引き起こす原因の解明

 例)花粉症が近年急激に増加した背景には、どのような環境因子が影響を及ぼしているかについて

)シックハウス症候群の原因と言われているホルムアルデヒドによる免疫変容について

 

社会への応用を考える

 

さらに、上記の研究で得た知見を活かし地域貢献の可能性も追求しています。

・観光地における障がい者受け入れ態勢の整備、バリアーフリー・ツアーセンターの設置

・森林浴や温泉浴、転地療法など代替療法を応用した健康保養・健康増進

・デトックス機能性食品を利用した体内浄化(有害物質の解毒と排出促進)

・健康科学の視点から展開するヘルスツーリズム誘致

・産官学の協働による地域おこし・人の健康増進

 

 

連絡先 総務部研究支援課社会連携係

Tel0166-68-2197

Fax0166-66-0025

E-mail:sho-kenkyu@jimu.asahikawa-med.ac.jp

URL: http://www.asahikawa-med.ac.jp/

相談可能な分野・講演可能なテーマ

・健康全般にわたる講演

・動物実験

・細胞実験

・被験者実験(人での検証)、疫学調査

・実験、調査による健康影響に対する検証

・コンサルティング

・機能性食品に関する評価全般または講演