講師:元名寄市立大学教授 白井 暢明
【旭川ウェルビーイング・コンソーシアム教育コーディネーター】
7/18(土)13:30~15:30
[講義概要]
近年、医療の領域で「生命倫理」的思考の重要性が増している。例えば、「生命を最大限維持することが善である」という従来の医学の前提が、「生命の質」についての考察と共に絶対的なものではなくなった。そこから、「安楽死の是認」や「延命治療の否定」などの考え方も生まれてきた。これらは「生の意味・価値」に関わる問題であり、哲学や倫理学的考察を必要となる。その際の基本的な考え方の原則は何かを考えるのが「生命倫理」である。