[概要]
自ら人生を真摯にふりかえるとき、喪失の悲しみからも、ときに、人生のむなしさをひととき忘れさせるような、再生への希望を、他者との和解や共感をつうじて、得させてくれる新たな勇気ある決意について、考えてみます。
[受講所感]
難解な哲学的な考え方を、講師自らの人生を振り返りながら、体験をとおして、やさしくお話ししていただきました。自分と回りを比較せず、そして悲観せず、身の丈に合った日々の生活を肯定しながら、他者のことを思いやる自分を受け入れること。そうして、謙虚に日常を過ごしていくことの「幸福」を受講者に語りかけるような、あたたかな講座でした。哲学的な難しい用語もありましたが、受講者はほとんどが高齢の方でしたので、自分の人生に置き換えて真剣に聴いているように感じました。
受講者 27名